「5年後、ここまで伸ばします」― 立派な計画を“絵”で終わらせない、直近1年のつくり方
2026/10/17
経営
先日の個別相談で、社長が計画を見せてくれました。
5年後の売上は、思い切った数字。事業ごとに、数字も置いてある。
いい絵でした。
でも、話を聞いていて、ひとつ気になったことがあります。
「今の数字って、いつ見られるんですか?」
聞いてみると、数字が手元に届くのは、月が変わって、しばらく経ってからでした。
数字が遅いと、ズレに気づけない
ひと月前、ふた月前の数字しか見えないと、計画とのズレに気づくのが、そのぶん遅れます。
しかも、なぜズレたのかが分かりません。
5年後の絵がどれだけ立派でも、追いかけられなければ、絵のままです。
5年はざっくり、直近1年は固く
ここで、大事なことをお伝えします。
5年の計画は、ざっくりでいいんです。
どうせ、毎年変わります。だから、毎年つくり直す。
そのかわり、直近の1年だけは、固くつくる。
商品ごと、月ごとに、単価×数量で積み上げる。
そこまでやると、ズレたときに理由が分かります。理由が分かれば、手も打てる。
決める人と、積み上げる人を分ける
社長は、最後にこう言われました。
「これは、一人でやるものじゃないですね」
これが、この日いちばんの収穫だったと思います。
会社が大きくなるほど、計画は社長一人では回らなくなります。
でも、ぜんぶを渡すわけではありません。
行き先を決めるのは、社長
一倉定さんの言葉に、こういうものがあります。
電信柱が高いのも、ポストが赤いのも、社長の責任
会社の行き先を決めるのは、最後は社長ひとり。ここは、人に任せる話ではありません。
そのかわり、そこに届くための数字は、部門と一緒につくっていく。
決める人と、積み上げる人を、分ける。
おわりに
貴社では、先月の数字はもう出ているでしょうか。
5年後の絵を絵のままにしないために。まずは、直近1年の計画を固くつくるところからです。
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