【「経営理念も、目標も、ちゃんと作りました」そう安心している社長、危険です。】

先日、経営相談にいらした、ある中小企業の社長さん。
実は、とても行動力のある方でした。
思い切って、会社の休みを増やした。
すると、心配していた業績は、むしろ上向いた。
社員の給与も、きちんと引き上げてきた。
経営理念も、将来の目標も、一度はちゃんと言葉にしている。
なのに、その社長さんは、ぽつりとこぼしました。
「毎日、必死にやっているんです。でも、この会社が本当に良くなっているのか、正直、不安です。」
話していくうちに、原因が見えてきました。
理念も、目標も、”社長の頭の中”と”紙の上”には、ある。
でも、社員と、共有できていないんです。
朝礼でも、会議でも、
「今年、どこを目指すのか」を、自分の言葉で伝えられていない。
だから、社長は上を見ているのに、現場は”昨日と同じ今日”を、こなすだけになってしまう。
ここで、大事なことを言わせてください。
理念も、計画も、「作る」だけでは、会社は動きません。
社員に共有され、日々の判断と行動に落ちて、はじめて力になります。
大事なのは、社長の頭の中にある想いや戦略を、社員が”自分の言葉”で語れるくらい、
はっきり見える形にすること。
3年後、どんな会社にしたいか。
どこで利益を出し、どこを”やめる”のか。
それを、数字と言葉にして、社員と”同じ絵”を見る。
休みを増やす、給与を上げる。
そういう良い打ち手も、みんなが同じ方向を向いた組織なら、もっと効いてきます。
理念は、額縁に飾るものじゃない。社員と一緒に、毎日使う”地図”にするものです。
あなたの会社の理念や目標、社員は”自分の言葉”で語れますか?
もし「うーん…」となったなら、それは、共有のしかたを見直す合図だと思います。
同じ悩みは、話すだけでも頭が整理されます。
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