「1日何人診れば赤字にならない?」銀行が最も重視するクリニックの「損益分岐点」

クリニックを開業する際、多くのドクターが抱える最大の不安は「患者さんが来てくれるか」、
そして「赤字にならないか」ということではないでしょうか。
実は、開業資金を融資する銀行側も、事業リスクを測る上で
全く同じポイントを極めて重視しています。
銀行が注視する「たった1つの指標」、
それが「損益分岐点(Break-Even Point)」
損益分岐点とは何か?
損益分岐点とは、簡単に言えば「売上と費用が完全に一致し、
利益が『ゼロ』になる地点」のことです。
クリニックの経営には、家賃や人件費、リース代といった毎月必ずかかる「固定費」と、
薬代や検査外注費などの「変動費」が存在します。
これらを合わせた「総費用」のラインを、「売上高(患者数×単価)」のラインが上回った瞬間、
初めて利益が生まれます。
この交差点(損益分岐点)をいかに早く、確実に超えるかが、
クリニック経営の初期における最大のミッションと言えます。
「1日何人診ればいいか?」を導き出す計算式
「うちのクリニックは赤字にならないだろうか…」と
漠然と悩む(どんぶり勘定)のではなく、数字を使って具体的に把握することが重要です。
そのためには、以下のシンプルな公式を使って「1日あたりの目標患者数」を割り出します。
【 損益分岐点売上高(月額) ÷ 1回当たり患者単価 ÷ 診療日数(月間) 】
例えば、月間の損益分岐点売上が500万円、
患者1人あたりの平均単価が5,000円、
月の診療日数が25日だとします。 500万円 ÷ 5,000円 ÷ 25日 = 40人
つまり、このクリニックは「最低でも1日に40人の患者さんを診れば赤字にならない」
という明確な基準(マイルストーン)が見えてきます。
どんぶり勘定から脱却し、「数字の武器」を持つ
「最近患者さんが減っている気がする」
「スタッフをもう1人増やしても大丈夫だろうか」といった経営の悩みは、
感覚だけで判断すると大きなリスクを伴います。
しかし、この「損益分岐点」の構造と自院の数字を把握していれば、
自信を持って論理的な経営判断を下すことができるようになります。
クリニック経営を成功軌道に乗せる第一歩は、漠然とした不安を捨て、
この「数字(損益分岐点)を武器に変える」ことから始まるのです。
▼▼ご相談フォームはこちら(スマホで簡単入力)▼▼

※ご相談内容に「病院経営」とご記入いただけるとスムーズです。


