「AIがうまい人の頭の中」は、新しいブラックボックスです― 時短を積み上げても、会社が変わらない理由
私のモットーは、
「とにかくまずやってみる」です。
AIも、出てきた瞬間から
どんどん触ってきました。
今も、朝から晩まで使っています。
同時並行で、
たくさんのタスクが回る。
資料の質も、明らかに上がった。
でも、正直に言うと、
時間は減っていません。
「AIで、残業って減りましたか?」
先日、パーソル総合研究所の方の
お話を聞きました。
「AIで、残業って
減りましたか?」
大手企業の人に聞くと、
みんな苦笑い。
売上も、上がっていない。
会社全体で見ると、効果が消える
ゴールドマン・サックスの試算でも、
AIによる生産性の押し上げ効果は
1%前後。
MITのある教授は、
「今後10年で1〜1.6%程度」
と見ています。
一人ひとりは、
「この作業が一瞬で終わった!」
と実感している。
なのに、会社全体で見ると、
その効果が消えてしまう。
速くなった分、次の仕事を入れていた
ここで、ハッとしました。
私は、AIを
「今までの仕事を速くする道具」
として使っていたのです。
速くなった分だけ、
次の仕事を入れていた。
だから、時間が減らない。
成果を出している人の、3つの使い方
成果を出している人は、
使い方が違うそうです。
シンプルに言うと、3つです。
- 材料を集め、順番を決めて投げる
- 出てきた答えを、人にぶつける
- うまくいったやり方を共有する
①は、AIに投げる前に、
材料を集めて、
どれからやるかを決めること。
②は、出てきた答えを
そのまま使わず、
人にぶつけて確かめること。
③は、うまくいったやり方を、
自分の中に
置いたままにしないことです。
私に足りていなかったのは、
③でした。
「AIがうまい人の頭の中」という、新しいブラックボックス
AIの使い方は、
同じ会社でも、
人によってバラバラです。
うまい人はいる。
でも、そのやり方は、
その人の頭の中にしかない。
これは、
属人化そのものです。
社長の頭の中が見えないのと、
まったく同じ構造で、
「AIがうまい人の頭の中」が、
新しいブラックボックスに
なっています。
時短を積み上げても、会社は変わらない
時短は、いくら積み上げても
会社は変わりません。
AIでできることは、
他社もできる。
つまり、価値にはなりません。
変わるのは、
仕事のやり方そのものを
入れ替えたときだけ。
そのためには、
まず見えるようにしないと
始まりません。
おわりに
あなたの会社で、
いちばんAIを
うまく使っている人。
そのやり方を、
他の社員に説明できますか?
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