信用保証協会の「枠」は温存せよ!プロパー融資を目指す最強のロードマップ
多くの中小企業が利用している「信用保証協会付き融資」。
万が一会社が返済できなくなった場合に、信用保証協会が肩代わり(代位弁済)してくれるため、
銀行にとってはリスクが低く、融資のハードルが下がる非常にありがたい制度です。
しかし、「借りられるなら全部保証協会付きでいいや」と考えていると、
いざという時に資金ショートの危機に陥る可能性があります。
経営を安定させるためには、銀行が直接リスクを負う「プロパー融資」へと切り替え、
保証枠を温存する戦略が不可欠です。
1. 保証協会の「枠」を使い切るリスク
信用保証協会が保証してくれる金額には限度額(枠)があります。
一般枠の最大は8,000万円ですが、無条件で満額使えるわけではなく、
会社の規模や業績に応じて「月商の3〜6ヶ月分程度」が実質的な上限の目安となります。
もし、業績が良い時にこの保証枠を限度いっぱいまで使い切ってしまったらどうなるでしょうか?
将来、予期せぬ不況や災害で資金繰りが悪化し、「本当にお金が必要な時」に銀行に駆け込んでも、
「保証枠が空いていないから貸せません」と門前払いされてしまいます。
だからこそ、業績が良い時こそ保証枠を使わず、枠を空けておく(温存する)必要があるのです。
2. プロパー融資がもたらす「信用力の連鎖」
保証枠を使わずに借りる方法が「プロパー融資」です。
これは銀行が100%リスクを取るため、審査は厳しくなります。
しかし、一度プロパー融資を引き出すと、絶大なメリットがあります。
他行があなたの会社の決算書を見た時に、「あの銀行がプロパーで貸しているなら、こ
の会社は信用できる」と評価し、
他の銀行からもプロパー融資が引き出しやすくなる「信用の好循環」が生まれるのです。
3. プロパー融資へ切り替えるためのロードマップ
では、どうやってプロパー融資を獲得し、枠を空ければよいのでしょうか?
ステップ1:まずは保証協会付きで実績を作る
創業期や初めての銀行取引では、プロパー融資はほぼ不可能です。
まずは保証協会付きで借り入れ、遅れることなく着実に返済実績を作りましょう。
ステップ2:借り換えや追加融資のタイミングで交渉する
返済が進み、業績が好調な時期に、銀行から「そろそろ追加で借りませんか?」
と提案されることがあります。ここが最大のチャンスです。
「借りますが、今回はプロパー融資でお願いできませんか?」と強気に交渉しましょう。
ステップ3:他行との競争を利用してプロパーに切り替える
既存の借入を、別の銀行で借り換える際にも
「プロパーで借り換えてくれるなら御行にお願いします」と交渉します。
これにより既存の保証協会付き融資が返済され、保証枠がパッと空くことになります。
まとめ
信用保証協会は、いざという時の「命綱」です。
晴れの日に命綱を使ってしまうのではなく、日頃からプロパー融資の交渉を重ねて命綱を温存し、
どんな危機にも耐えられる強靭な財務基盤を作りましょう。
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