【経営参謀ラジオ #025】創業54年・高知のIT企業が地域に根ざし続ける理由—四国情報管理センター・中城社長(前編)

2026/05/04 ポッドキャスト

「コピー機の販売から始まり、今や150名のITカンパニーへ」

高知市の中小企業に社外CFOとして伴走するサンブレイン税理士事務所のバイ(馬醫)が、
経営参謀ラジオ第25回でお迎えするのは、四国情報管理センター代表・中城一社長です。

時代とともに事業を変え続けながら、
地域に密着したワンストップITサービスを築いてきた
2代目経営者の歩みとその哲学に迫ります。

コピー機から始まった54年の進化

四国情報管理センターは今年で創業54期目を迎える高知県内のIT企業です。
社員数は約150名で、高知のIT業界では老舗と呼ばれる存在です。

創業者である父の時代は、コピー機・複合機・ファクス機などの事務機器販売からスタート。
その後NECとの取引をきっかけにオフィスコンピューター(オフコン)を
活用したシステム開発へと軸足を移し、
さらにWindows系・クラウドサービスへと時代に合わせて進化を続けてきました。

「5年先に何をやっているか自分たちもよく分からない」と中城社長は笑いながら語ります。
変化を恐れず、常に一歩前に進み続けることが同社のDNAです。

「おしゃべりSE」が見つけた自分の役割

中城社長が最初に就職したのは大阪を拠点とする外資系IT企業でした。
ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートしましたが、やがて開発部門に異動。
そこで気づいたのは、優秀な同期が1〜2時間で終える作業に自分は1日かかるという現実でした。

落ち込んでいた中城社長に先輩がかけた言葉が転機になります。
「お前はSEじゃない。おしゃべりSEだ」
お客さんのニーズを引き出し、システムの価値を伝えるプリセールス型の役割こそが
自分に向いていると気づき、以降はマーケティング・Eビジネス・海外製品の日本展開など、
幅広い経験を積んでいきます。

父の病気が呼び戻した「帰郷」という決断

県外での仕事に充実感を感じていた中城社長が帰郷を決めたのは、
父が病気になったことがきっかけでした。

「帰るつもりは全くなかった」と振り返りますが、
母親を通じて届いた一言が背中を押しました。

帰郷後は平社員としてシステム部・営業部・総務部をひと通り経験。
最先端のIT業界から地方の中小企業に戻ったギャップは大きく、
業務スピードや規模感の違いに驚いたといいます。
しかしこの現場経験こそが、後の経営に大きな財産となりました。

「変に責任と権限を与えられたまま戻ってきたら、
自分の常識をそのまま当てはめて失敗していたと思う」
現場から始めたことへの感謝を、中城社長は今も口にします。

社員の「お客さんへの思い」に気づいた瞬間

現場経験を通じて中城社長が発見したのが、自社社員の圧倒的な顧客志向です。
大手企業では元請け・下請けの多重構造の中で、
最終顧客と会わないまま仕事をするケースが珍しくありません。

一方、地元密着で動く四国情報管理センターの社員は、
お客さんのために本気で向き合っていました。

「このマインドセットと、それを持つ社員を大切にしなければ」
この確信が、社員の成長を支援するニュービジネスコンペや社内表彰制度など、
現在の人材育成施策の原点になっています。

まと

コピー機販売から54年、時代の変化に合わせてビジネスモデルを変え続けながら、
地域のITパートナーとして成長してきた四国情報管理センター。

「おしゃべりSE」という自分の強みに気づき、現場を知り、社員の力を信じる
中城社長の経営哲学の源泉が見えてきた前編でした。

次回はさらに具体的な経営改革の内容に迫ります。

バイさんの著書『稼ぐ数字 儲け続けている経営者はセオリーを知っている』(マネジメント社)
もぜひあわせてご覧ください。

こちらから
↓↓↓

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 6e7eddfd7a6559a172f332ba208b4477-1024x1024.jpg

バックナンバー

https://utage-system.com/members/Wf4pHAUDDGHl/home

『稼ぐ数字 ─ 儲け続けている経営者はセオリーを知っている』(マネジメント社)バックナンバー

こちらから
↓↓↓
https://amzn.asia/d/gOxFMd1

■ 聴取方法

以下のリンクから、どなたでも無料でお聴きいただけます。

Apple Podcast
↓↓↓
https://x.gd/x0mDs