調査官が「USBメモリ」を持ってきたら要注意!会計データの提出を拒否すべき理由
「先生、会計ソフトのデータをCSVでいただけますか?
USBメモリを持ってきたので、これに入れてください」
最近の税務調査で、調査官からこのように言われるケースが急増しています。
「データの方が調査が早く終わりますし、社長の手間も省けますから」と、
さも“あなたのため”のように提案してきますが、絶対に渡してはいけません。
これは効率化のための提案ではなく、あなたの会社の「粗探し」を徹底的に行うための罠だからです。
1. データを与えると「丸裸」にされる
紙の帳簿(総勘定元帳)であれば、調査官はページをめくり、
目で見て怪しい箇所を探さなければなりません。
これには時間と手間がかかります。
しかし、CSVデータを渡してしまうと状況は一変します。
調査官は持ち帰ったデータを分析ソフトにかけ、以下のことを瞬時に行います。
• キーワード検索
「交際費」「ゴルフ」「家族の名前」などで一発検索。
• 異常値の抽出
突出した金額や、不自然な取引を自動抽出。
• 作成日時の特定
議事録や契約書のデータなど、
調査直前に慌てて作った(改ざんした)ファイルの作成日(メタデータ)まで
見抜かれるリスクがあります。
データを渡すということは、家の鍵を渡して
「好きなだけタンスの中まで見てください」と言うのと同じ。
調査官に圧倒的な主導権を握らせてしまう自殺行為なのです。
2. 「提出義務」はない!最強の断り方
多くの経営者が「税務署に言われたら断れない」と思い込んでいますが、
会計データを電子データ(CSV等)で提出する法的義務はありません。
国税庁のQ&Aにも、「提示を求められた部分を画面で表示する、または印刷して提示する」
ことで対応可能である旨が記されています。
したがって、USBメモリを差し出されたら、こう切り返してください。
「データでの提出義務はないはずです。見たい箇所を指定していただければ、
その部分を画面でお見せするか、印刷してお渡しします」
3. 「パソコンを見せて」と言われたら?
「じゃあ、社長のパソコンを直接操作させてください」と言ってくる調査官もいますが、
これも拒否してください。
デスクトップに「税務調査対策」なんてフォルダがあったら、
それだけで痛くもない腹を探られます。
「どのファイルが見たいんですか? 私が操作して表示します」と伝え、
調査官にはパソコンを触らせないこと。これが鉄則です。
まとめ
調査官が欲しがる「効率化」は、あくまで「粗探しの効率化」です。
「データは渡さない。必要な部分だけ紙で出す」 このスタンスを貫くだけで、
調査のリスクは大幅に下がります。
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