会議の議事録が3時間から一瞬に─高知県教育センター・新任副校長研修に登壇しました
ここ数年、ご縁をいただいている高知県教育センターの新任副校長研修。
今年も講師として登壇してきました。
副校長は、校長の右腕。
会社で言えば、社長の右腕にあたる存在です。
だからこの研修では、いつも経営の視点を取り入れています。
企業に学ぶ組織マネジメント、Will・Can・Mustで自分の未来を描くワーク。
そうした内容を続けてきました。

なぜ、今回はAIなのか
研修の冒頭で、一枚のスライドを出しました。
「今後20年で、日本の人口は約1,200万人減少する」(出典:国立社会保障・人口問題研究所)。
そして、問いをひとつ。
「この変化の中で、教育の役割はどう変わるのか?」
人が減り、現場の手も時間も限られていく時代に、
管理職が向き合う業務をどう軽くしていくか。
経営の実務でもう無視できなくなったAIを、今回は“見せる”のではなく、
その場で手を動かして使ってもらうことにしました。
一番盛り上がった「課題の深掘り」
メインのワークはこうです。
まず、参加者それぞれに現場の課題を一つ選んでもらう。
その原因・解決策・選択肢を絞り込むところまで、AIと対話しながら深掘りする。
まとめた内容を全員でシェアして、ディスカッション。
自分の悩みがAIとの対話で整理されていく感覚を、まず体験してもらう狙いでした。
…そして、このディスカッションの間。
私はこっそり、議論を録音していました。
「おー」「すごいー」─録音の種明かし
シェアが終わったあと、その音声を使って種明かしです。
NotebookLMで、議論の内容をインフォグラフィックにビジュアル化。
Claudeで、議事録を作成。
「みなさん、こういう会議の議論も、AIを使えば一瞬でビジュアル化も議事録化もできますよ」
画面に映すと、会場から「おー」「すごいー」と歓声が上がりました。
「これまで会議を録音して文字起こしして、3時間くらいかかっていたものが、これだと一瞬でできる」
そんな声が、あちこちから聞こえてきました。

研修後に届いた、現場の一歩
参加した副校長の皆さんからは、こんな声が次々と上がりました。
・明日からAIを毎日1回、何かに使ってみる
・7月の学校評議会の議事録で、さっそく試してみたい
・ポロシャツ導入の検討委員会で、スライド機能を使って説明と記録を残したい
・職場の先生方が選んで使えるようにして、学校全体の業務改善につなげたい
・自分のなりたい姿から逆算して、30日・40日プランで1日1日どう動くか考えたい
一人ひとりが、自分の現場に持ち帰る一歩を、自分の言葉で口にしてくれました。
学びは、使わなければ意味がない
最後に、私はこう締めました。
「本日の学びは、現場で使わないと意味がありません。まずは一歩、踏み出してください」
稲盛和夫さんが『生き方』で説いているのは、反復ではなく継続。
昨日より今日、今日より明日、ほんの少しでも前へ進むことの大切さです。
昨日より一歩だけ前に出る。
今日は昨日より1センチだけでも前に進む。
AIも組織マネジメントも、知って終わりではなく、現場で一歩を踏み出すところから変わっていきます。
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