【経営参謀ラジオ #004】その在庫、本当に「資産」ですか?在庫が利益を食い潰す会計の落とし穴
「在庫をしっかり持っているから安心」と思っている経営者の方に、
ぜひ読んでいただきたい内容です。
高知市の中小企業に社外CFOとして
伴走するサンブレイン税理士事務所のバイ(馬醫)が、
経営参謀ラジオ第4回で在庫管理に潜む「会計のマジック」を解説します。
帳簿上の利益と実態のキャッシュが乖離する、知られざるリスクをお伝えします。
在庫は「資産」ではなく「罪庫」かもしれない
経理上、商品や仕掛品・材料などは「棚卸資産」として計上されます。
製造業では加工費なども資産に含まれるため、
在庫を積み上げるほど計算上は利益が出ているように見えてしまいます。
この仕組みを利用して、
決算書の見栄えを良くするためにあえて在庫を積み上げる
「会計のマジック」を使うケースさえあります。
しかし在庫は、売れなければ現金にはなりません。
売れ残って廃棄となれば、それはそのままロスです。
バイさんはこれを「在庫(ざいこ)は資産ではなく、
罪の庫と書いて『罪庫』」と表現しています。
倉庫に眠る「滞留品」が資金を寝かせている
在庫にも「鮮度」があります。
多くの会社の倉庫には、
半年・1年、場合によっては3〜5年前の滞留品が眠っています。
在庫が動かないということは、会社の資金がそこで寝ているのと同じことです。
実際の現場では、倉庫の管理がずさんで
「先入れ先出し(古いものから順に出す仕組み)」が
機能していないケースが散見されます。
奥でホコリをかぶっている在庫が、
帳簿上は「資産」として利益を水増ししている。
これが恐ろしい実態です。
今すぐ取り組む在庫管理の3ステップ
① 「膿」を吐き出す
使えない古い在庫は思い切って処分しましょう。
安く転売するか廃棄するかして、まず実態を正確に把握することがスタートです。
② ロケーション管理(整理整頓)の徹底
倉庫のスペースも「お金」です。
棚番をつけてどこに何が何個あるかを明確にし、
先入れ先出しが自然にできる仕組みを整えましょう。
③ バランスシート(BS)を綺麗にする
不良在庫を整理し、
会社の財産状況を示す貸借対照表を実態に即したものに改善します。
数字の信頼性が上がることで、経営判断の精度も高まります。
「数字を見る」とは現場を見ること
毎月倉庫の奥まで確認している経営者は多くありません。
しかし現状を正しく把握し、
整理整頓を徹底することは経営計画づくりの「基礎中の基礎」です。
決算書を眺めるだけが数字を見ることではありません。
現場の在庫状況まで目を向けることが、
本当の意味で「数字で経営する」ということです。
まとめ
在庫は持ちすぎると資金を圧迫し、
帳簿上の利益と実態のキャッシュを乖離させます。
「罪庫」を作らないために、
在庫の鮮度管理・整理整頓・BSの健全化に今すぐ取り組みましょう。
バイさんの著書『稼ぐ数字 儲け続けている経営者はセオリーを知っている』(マネジメント社)
でもさらに詳しく解説されています。ぜひあわせてご覧ください。
こちらから
↓↓↓

『稼ぐ数字 ─ 儲け続けている経営者はセオリーを知っている』(マネジメント社)
こちらから
↓↓↓
https://amzn.asia/d/gOxFMd1
■ 聴取方法
以下のリンクから、どなたでも無料でお聴きいただけます。
Apple Podcast
↓↓↓
https://x.gd/x0mDs
Spotify
↓↓↓
https://x.gd/Ci0mt
Amazon music
↓↓↓
https://x.gd/ZaoPpZ


