「AIに置き換わる仕事」を、空港で考えた

先日、大阪出張の帰り。
伊丹空港のセキュリティ検査に並んでいた。
カバンを機械に通し、検査員さんが画面を目で追う。
誰もが通る、いつもの光景。その画面をぼんやり眺めながら、ふと思った。
「これも、そのうちAIに置き換わるんちゃう?」
調べてみると、それは思いつきでもなんでもなかった。
南紀白浜空港では、AIがX線画像から危険物を自動検知し、
検査員がそれを確認する「二重チェック」方式の実証がすでに進んでいる。
大阪・関西万博のゲートでも、同じAI判定支援システムが導入された。
いまはまだ「AIが補助、人が最終判断」だが、確実に入り込んでいる。 Roptn MagazineHitachi
人がやらなくていいことをAIができるようになれば、コストはガクッと下がる。
そりゃ、置き換わって当然だ。
そこで、ハッとした。
じゃあ、人間がやる必要があることって、何なんだ?
しかもこれは検査員さんの話ではない。
そのまま、自分に返ってくる問いだった。
自分の仕事は、ちゃんと「価値あるもの」を出せているか。
これまで積んできた経験を、AIにどう乗せていくのか。
たしかに不安を煽る数字はある。
世界経済フォーラムは、2025〜2030年に現在の総雇用の8%が消失すると予想している。
ただ、もう一歩踏み込んだ指摘が私には刺さった。
直接失われるのは「職」そのものではなく「タスク」であり、
AIを使いこなす人ほど、AIの作業をチェックし、
判断することに時間を使うようになっているという見方だ。
某大手コンサルA社が「AIの進化は絶好のチャンス」と捉えているのも、たぶん同じ理屈だろう。
なくなる仕事に怯えるのではなく、AIをどんどん使い倒して、付加価値の方を提供する。そっち側に回れたら、圧倒的に差別化できる。
結局、答えはシンプルだ。学んで、どんどんやっていくしかない。
伊丹空港の検査ゲートで、まさか自分の働き方を見つめ直すことになるとは思わなかった。
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