売上倍倍 #2:高知ラフティング体験から学ぶ“単価アップと通年稼働のヒント”
川遊びで驚いた話
先日、高知県でラフティングに行ってきました。
料金は4人で3万円。つまり一人あたり 7,500円。
体験時間は約3時間。
ボート2台にインストラクター2人。
自然相手だから、コストはほぼ人件費。
参加者は14名。
ざっくり売上を計算すると——
- 14名 × 7,500円 = 105,000円
- 1日2回まわせば 210,000円
インストラクター2人で1日の売上21万円。
「これ、かなり効率いいんじゃない?」
と思わずツッコミました(笑)。
粗利は高い、でも限界がある
ラフティングは粗利率が高いビジネス。
けれど…
- 季節に左右される
- 天候に左右される
- ボート数やインスト人数に限界がある
つまり、「一発は儲かるけど伸びにくい」典型的な夏限定モデルです。
写真サービス、でももったいない
体験中はインストラクターが写真を撮ってくれて、
1ヶ月間無料でダウンロードできるサービス がありました。
これはお客さんには最高。思い出になるし、満足度も上がる。
でも… LINE登録もメール取得もなし。
つまり、せっかくの「最高の笑顔」を次の売上につなげる導線がないんです。
LTVってなに?
ここで重要なのが LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)。
1人のお客さんが一生で会社に払ってくれる合計金額 のことです。
ラフティングなら:
- 初回体験:7,500円
- もう1回来てくれた → +7,500円
- 写真アルバム購入 → +3,000円
- 友達を紹介して、その友達も来た → +7,500円
👉 LTV=25,500円。
「1回きりの7,500円」と「リピート・紹介で25,500円」。
どちらを選ぶかで事業の未来は変わります。
単価を上げる工夫
ラフティング事業を「売上倍倍」にするには、回転数ではなく単価アップがカギ。
プレミアム化
- 貸切ボート+専属ガイド+動画撮影 → 2万円/人
- 星空キャンプ付き2日間プラン → 3〜4万円/人
- VIP送迎つき → 5万円/人
クロスセル
- 温泉+料理パッケージ
- 鰹のタタキ作り体験を追加
- ドローン動画や高画質写真の有料化
インバウンド需要
- 英語ガイド、多言語予約サイト
- 「四国アドベンチャーパス」で2〜3日体験をパッケージ化
→ 外国人観光客は 1.5〜2倍価格 でも受容。
法人利用
学校遠足や修学旅行の課外授業
企業研修・チームビルディング(20〜30万円単位)
冬の固定費をどうする?
夏は川で稼げても、冬は稼働ゼロでは固定費が重い。
そこで大事なのが通年稼働の仕組みです。
兼業モデル:冬は温泉・宿泊業と連携、インストラクターはスキーガイドに
冬用アクティビティ:雪中ハイキング、星空ツアー、氷瀑観光
インドア展開:自然教室、防災キャンプ講座、VRラフティング
サブスク化:夏・秋・冬を含む「アウトドア年間パス」
アウトドアサウナ
最近人気なのが アウトドアサウナ。
サウナで“ととのう” → 清流にドボン!
これだけでSNS映えする新しい観光体験です。
- ラフティング+リバーサウナ → 1.8万円/人
- 星空サウナキャンプ → 3万円/人
- 法人研修パッケージ(ラフティング+サウナ+食事) → 20〜50万円単位
- インバウンド向けプラン(英語ガイド+和食+サウナ) → 3〜5万円/人
👉 夏だけでなく、秋冬も「サウナ単体」で稼働できるので、通年モデル化の強力な武器になります。
あなたのビジネスも同じかも?
ラフティングを笑えません。
あなたの会社も「粗利は出てるけどキャパや季節に限界がある」状態になっていませんか?
- 単価を上げる
- LTVを伸ばす
- 季節依存を減らす
この3つを設計すれば、売上倍倍も利益倍倍も実現できます。
夏だけでなく、秋冬も「サウナ単体」で稼働できるので、通年モデル化の強力な武器になります。
まとめ
高知ラフティングから学べるのは、
「儲かるのは売上ではなく設計」 ということ。
- 売上倍倍:単価 × 回転数
- 利益倍倍:粗利率を守る
- 時間倍倍:仕組み化で回す
- 採用倍倍:人を育てキャパ拡大
- 資産倍倍:ブランド化で地域資産に
ラフティングも、あなたの事業も、
単価アップ+LTV設計+通年稼働 で「稼ぐ数字」を倍倍にできるのです。
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