【経営参謀ラジオ #007】急成長が会社を壊す?「イケイケどんどん」に潜む経営リスクと対策

2025/12/22 ポッドキャスト

「売上が急拡大している」「注文がどんどん増えている」
それは喜ばしいことのはずです。

しかし高知市の中小企業に社外CFOとして伴走する
サンブレイン税理士事務所のバイ(馬醫)は、
「急成長こそ危ない」と語ります。

経営参謀ラジオ第7回は、急拡大が引き起こす現場の混乱と、
それを乗り越えるための経営管理についての回です。

急成長が現場を壊すメカニズム

バイさんのマレーシア時代の経験が、
このテーマのリアルさを物語っています。

パナソニックのテレビ事業で1日最大4万台を生。産、
従業員は100人から2,500人へと急拡大した現場で起きたのは、
品質の崩壊と管理機能の麻痺でした。

素人同然の人材を短期間で大量採用し、
簡単な研修だけで本番ラインに投入する。

例えば、100台作っても80台しか良品にならないとなると、
20%のロスが発生し、それがそのまま赤字につながります。

注文が増えれば増えるほど赤字も膨らむという、皮肉な状況に陥るのです。

「成長=成功」ではない。これが急拡大の現場が教えてくれる厳しい現実です。

急拡大時に最優先すべき「管理職の強化」

では急成長局面でまず何をすべきか。
バイさんの答えは明確です。

管理職層を最優先で整備することです。
現場が増えれば増えるほど、それを束ねるマネジメント人材が必要になります。

海外現場であれば言語の壁もあるため、現地を管理できる人材の確保が最優先課題になります。

次に、数字の見える化です。

ロスがどれだけ出ているか、
計画に対して実績がどうなっているかを毎日追いかけられる仕組みを作る。

数字が見えない現場は、感覚と勘で動く「どんぶり経営」に陥ります。

「無理な販売計画」が現場を壊す

急拡大の多くは、無理な販売計画から始まります。
「来期は倍の売上を目指す」という目標が先走り、
現場の管理体制・人材育成・品質管理の整備が追いつかないまま走り続ける。

これが現場崩壊のパターンです。

バイさんが強調するのは、
計画を立てる段階から将来のリスクを織り込んでおくことの重要性です。

急成長が予想される局面では、売上目標だけでなく、
管理職の採用計画・育成スケジュール・品質管理の仕組みまでセットで設計する必要があります。

経営者に必要な「おかしい」と気づく感覚

急成長している時ほど、周囲は「すごいですね」と持ち上げます。
経営者自身も「イケイケどんどん」になりがちです。
だからこそ、その状況の中で「何かおかしくないか」と立ち止まれる感覚が経営者には必要です。

採用したら終わりではなく、定着・教育・戦力化まで責任を持つ。
急成長の波に飲み込まれないために、数字で経営状況を把握し、
計画を定期的に見直す習慣が不可欠です。

社外CFOが担うのは、まさにこの「実務に基づいた経営管理の伴走」です。

まとめ

急成長は会社の力の証明である一方、
管理体制が追いつかなければ現場を壊すリスクをはらんでいます。

・管理職の整備
・数字の見える化
・無理のない計画設計。

この3つを意識するだけで、急拡大局面のリスクは大きく下げられます。

バイさんの著書『稼ぐ数字 儲け続けている経営者はセオリーを知っている』(マネジメント社)
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