売上倍倍 #2:高知ラフティング体験から学ぶ“単価アップと通年稼働のヒント”

2025/09/15 ブログ

川遊びで驚いた話

先日、高知県でラフティングに行ってきました。
料金は4人で3万円。つまり一人あたり 7,500円

体験時間は約3時間。
ボート2台にインストラクター2人。
自然相手だから、コストはほぼ人件費。

参加者は14名。
ざっくり売上を計算すると——

  • 14名 × 7,500円 = 105,000円
  • 1日2回まわせば 210,000円

インストラクター2人で1日の売上21万円。
「これ、かなり効率いいんじゃない?」
と思わずツッコミました(笑)。
 


粗利は高い、でも限界がある

ラフティングは粗利率が高いビジネス。
けれど…

  • 季節に左右される
  • 天候に左右される
  • ボート数やインスト人数に限界がある

つまり、「一発は儲かるけど伸びにくい」典型的な夏限定モデルです。
 


写真サービス、でももったいない

体験中はインストラクターが写真を撮ってくれて、
1ヶ月間無料でダウンロードできるサービス がありました。

これはお客さんには最高。思い出になるし、満足度も上がる。

でも… LINE登録もメール取得もなし

つまり、せっかくの「最高の笑顔」を次の売上につなげる導線がないんです。
 


LTVってなに?

ここで重要なのが LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)

1人のお客さんが一生で会社に払ってくれる合計金額 のことです。

ラフティングなら:

  • 初回体験:7,500円
  • もう1回来てくれた → +7,500円
  • 写真アルバム購入 → +3,000円
  • 友達を紹介して、その友達も来た → +7,500円

👉 LTV=25,500円。
「1回きりの7,500円」と「リピート・紹介で25,500円」。
どちらを選ぶかで事業の未来は変わります。


単価を上げる工夫

ラフティング事業を「売上倍倍」にするには、回転数ではなく単価アップがカギ。

プレミアム化

  • 貸切ボート+専属ガイド+動画撮影 → 2万円/人
  • 星空キャンプ付き2日間プラン → 3〜4万円/人
  • VIP送迎つき → 5万円/人

クロスセル

  • 温泉+料理パッケージ
  • 鰹のタタキ作り体験を追加
  • ドローン動画や高画質写真の有料化

インバウンド需要

  • 英語ガイド、多言語予約サイト
  • 「四国アドベンチャーパス」で2〜3日体験をパッケージ化
    → 外国人観光客は 1.5〜2倍価格 でも受容。

法人利用

学校遠足や修学旅行の課外授業

企業研修・チームビルディング(20〜30万円単位)


冬の固定費をどうする?

夏は川で稼げても、冬は稼働ゼロでは固定費が重い。
そこで大事なのが通年稼働の仕組みです。

兼業モデル:冬は温泉・宿泊業と連携、インストラクターはスキーガイドに

冬用アクティビティ:雪中ハイキング、星空ツアー、氷瀑観光

インドア展開:自然教室、防災キャンプ講座、VRラフティング

サブスク化:夏・秋・冬を含む「アウトドア年間パス」


アウトドアサウナ

最近人気なのが アウトドアサウナ
サウナで“ととのう” → 清流にドボン!
これだけでSNS映えする新しい観光体験です。

  • ラフティング+リバーサウナ → 1.8万円/人
  • 星空サウナキャンプ → 3万円/人
  • 法人研修パッケージ(ラフティング+サウナ+食事) → 20〜50万円単位
  • インバウンド向けプラン(英語ガイド+和食+サウナ) → 3〜5万円/人

👉 夏だけでなく、秋冬も「サウナ単体」で稼働できるので、通年モデル化の強力な武器になります。


あなたのビジネスも同じかも?

ラフティングを笑えません。
あなたの会社も「粗利は出てるけどキャパや季節に限界がある」状態になっていませんか?

  • 単価を上げる
  • LTVを伸ばす
  • 季節依存を減らす

この3つを設計すれば、売上倍倍も利益倍倍も実現できます。

夏だけでなく、秋冬も「サウナ単体」で稼働できるので、通年モデル化の強力な武器になります。


まとめ

高知ラフティングから学べるのは、
「儲かるのは売上ではなく設計」 ということ。

  • 売上倍倍:単価 × 回転数
  • 利益倍倍:粗利率を守る
  • 時間倍倍:仕組み化で回す
  • 採用倍倍:人を育てキャパ拡大
  • 資産倍倍:ブランド化で地域資産に

ラフティングも、あなたの事業も、
単価アップ+LTV設計+通年稼働 で「稼ぐ数字」を倍倍にできるのです。


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