売上倍倍 #1:なぜ売上が伸びてもお金が残らないのか?

2025/09/09 ブログ

スーパーで物価高騰を体感

先日スーパーに行って、びっくりしました。
秋の味覚・さんまが 1匹700円

さんまって、庶民の味で1匹100円のイメージじゃないですか?
それが今や高級魚。
「銀座の寿司ネタですか?」って値段。

野菜コーナーに行ったらキャベツが1/8カット
果物も小分けパックばっかり。
いやいや、昔は丸ごと買うのが当たり前だったでしょ?
家計を守るために「ちょっとだけ買う」時代になったんですね。

そして極めつけ。
私の大好きなチョコレート。
値段を見たら…なんと2倍以上
「チョコなのに株価並みの上昇かよ!」とツッコミました(笑)。

でも面白いのが、大手の明治とかは価格転嫁に成功して、業績も株価も堅調。
要は「値上げしても売れる」モデルを作れたってことですよね。
 


これ、経営にそっくりなんです

売上を増やしても、お金が残らない会社って多いんです。

例えば:

  • 前期:売上 1億円、粗利率 40% → 粗利 4,000万円
  • 今期:売上 1.2億円(+20%)、粗利率 30% → 粗利 3,600万円

売上は増えたのに、利益は減ってる。
これって、まさに「さんま700円」状態。
見た目は立派なのに、中身はスカスカ。
 


稲盛和夫さんの名言

京セラ創業者・稲盛さんは言いました。

「値決めは経営」 つまり、価格をどう決めるかで会社の命運は決まる。
売上を伸ばすことよりも、粗利率を守ることが大事なんです。
 


経営者にやってほしい3つのこと

1.粗利率を毎月チェック
売上じゃなく「稼ぐ数字」を見ましょう。

2.値上げの勇気を持つ
「お客さんが離れるかも…」とビビらない。
伝え方次第でちゃんと理解してもらえます。

3.小さな改善を重ねる
仕入れ交渉、ロス削減、外注費の見直し。
この積み重ねが粗利率1%改善=利益100万円アップに繋がります。
 


まとめ

さんま700円に驚く気持ち、チョコが高くてショックを受ける気持ち。
実はこれ、経営でも同じことが起きてるんですよ。

「売上倍倍」を狙う前に、
「利益倍倍」をどう作るか?

経営者に問われているのは、まさにそこです。